ある人が休日に親しい友人に「昨日何してた?」と聞かれ、
I went to the school. 学校へ行った。
と言った。
また、あまり親しくない親戚の人にも「昨日何してたの?」と聞かれ、
I went to school. 学校へ行った。
と言った。
【解説】
親しい友人に the school と言えば、その友人にとっては具体的にどの学校へ行ったかわかる。
この場合の school は「建物・施設としての学校」だ。
そんなに親しくない親戚の人に対して特定の学校を言ってもわからないので、a school と言ってもよいが、例文では「何をしていたか」という問いに対して学校へ行ったということを強調したいので数えられない名詞(不可算名詞)になる。
この場合の school は「制度としての学校」だ。
【ワンポイント解説】
英語には可算名詞にも不可算名詞にもなる名詞は少なくない。
だから、いちいち数えられる名詞か数えられない名詞か判断するより、数えられる名詞として使う場合は結果として可算名詞になり、数えられない名詞として使う場合は結果として不可算名詞になると理解したほうがよい。